このページで引用している辞典は、深い皮膚科学の知識を持ち、広く美容関係の人々に皮膚の知識を広めている、関西医科大学 名誉教授 朝田 康夫 医学博士 監修の、「完全図解 美容皮膚科学辞典」で詳しくは下記に記載しています。
(本文説明の皮膚科辞書として引用していますが、引用の範囲を超えている場合、御連絡下さい。削除いたします。)

完全図解 美容皮膚科学辞典について

○監修者(朝田 康夫)プロフィール

経歴

s24年 京都大学医学部医学科 卒業
s35年 医学博士(京都大学)
s36年 大阪住友病院 皮膚科・泌尿器科 医長
s37年 関西医科大学 皮膚科 助教授
s40年 ドイツ、ビュルッグルグ大学皮膚科留学
s46年 関西医科大学皮膚科 主任教授
s52年 厚生省医師国家試験委員
h 1年 関西医科大学 医師会長
h 2年 関西医科大学専門部 学生部長
h 3年 関西医科大学付属病院長
h 6年 関西医科大学 名誉教授

研究領域

皮膚細菌学、医真菌学、小児皮膚科学

関連学会

日本皮膚科学会(前副理事長)
日本香粧品科学会(副理事長)
日本研究皮膚科学会
日本臨床皮膚科学会
日本小児皮膚科学会
日本医真菌学会
日本化学療法学会
日本乾癬学会
ブドウ球菌研究会(以上 評議員)
※追加
日本毛髪科学協会(顧問)

海外名誉会員

ドイツ皮膚科学会
ポーランド皮膚科学会
韓国皮膚科学会
アメリカ皮膚科アカデミー会員

診療所

朝田皮膚科クリニック
大阪府豊中市本町7丁目1番33号

著書

完全図解 美容皮膚科学辞典

     ●
発行者:山科 峯緒
発行所:中央書院
監修者:朝田 康夫


平成7年4月2日 初版
平成9年6月1日 第3刷

定価 2,800円(消費税含む)

ホームページ管理人推薦
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m(__)m


【エ】

円形脱毛症

突然髪が抜けて10円硬貨からクルミ大の丸い形にハゲる病気。表面は滑らかでフケのようなものは全くない。普通は1ヶ所ぐらいであるが、多発して出来るもの(多発性円形脱毛症)、多発したものが融合して複雑な形のハゲた局面をつくるもの(多発性融合性円形脱毛症)もある。.....

【カ】

角化

表皮の最下層の基底細胞は、表皮のターンオーバー機能にのって、徐々に押し上げられて、有棘細胞、顆粒細胞へと形を変え、最後にケラチンからできた硬い角質細胞になる過程。

角化帯

毛髪が成長して角化が完了する部分で毛球の上にある。

【キ】



【ケ】

ケラチン
角質層および毛、爪などの最外層を覆う組織を構成する繊維性のタンパク質のことである。ケラチンは強じんで、不溶性を示し、化学物質に対する抵抗性も強い特徴を持っているため。ケラチンからできている角質層は、外の刺激から、身体の内部を守る防壁としての役割を担うことが出来るのである。

【シ】

しろなまず

ほぼ完全な脱色白斑で、境界は比較的鮮明で、顔面、頸部、胸骨部、背部、上肢、手背などに見られる。大きさ、かたちはさまざまである。頭部に発現した場合には毛髪は白髪となる。皮膚神経分布に一致して発現することもある。

【ヒ】

皮脂

皮脂腺より皮膚表面に分泌される脂肪を言う

皮脂腺

皮脂腺は、毛包に排泄官を開口しており、毛を伝って皮脂を皮膚表面に排出している。つまり、皮脂の出口は毛口と一致しているわけである。排泄官の開口部の位置は、毛包と皮膚表面とが鈍角となる側にあり、毛包の上から3分の1のところ、つまり皮膚表面に近い真皮内にある。

【ヘ】

ヘアーサイクル

毛髪には寿命があり、有る一定期間成長を続けると、毛乳頭の細胞は活動を停止し退行期に入る、やがて脱毛する。成長期・退行期・休止期の繰り返しをヘアーサイクルといい、3年から5年である。人間の毛は1本ごとにヘアーサイクルを持つので、その脱毛は目立たないが。しかし、毛根が衰えると細胞分裂が出来ず、新しい毛との生えかわりができなくなり、脱毛の原因になる。

 成長期       退行期       休止期

【メ】
メラニン
メラニン色素は、皮膚では表皮最下層部の基底層において、毛髪では毛母において生成される。生成するのはメラニン形成細胞であるメラノサイトである。メラニン色素はタンパク質の一種で、微細な顆粒状となっているが、その生成過程は複雑である。メラニン色素のルーツは、アミノ酸の一種であるチロジンという物質である。このチロジンにチロシナーゼという酸化酵素が働きかけ、ドーパという化合物に変化させる。さらにチロシナーゼはドーパにも働きかけて、ドーパキノンという化合物に変化させるのである。ドーパキノンは化学的反応性が高いため、酵素の力を借りることなく次々と反応していく。ドーパクロム、インドールキノンへと変化し、最後に酸化・重合し、黒褐色のメラニン色素となる。

  ユウメラニン:通常の黒褐色のメラニン

  フェオメラニン:ドーパキノンからシスティンの働きにより、異なる反応を起こす、黄色や赤い色の色素

【モ】
モイスュア
(毛髪や)肌のうるおいを保つのに欠かせないのが水分である。

■毛髄質(メディラ
毛髪の中心部分。総ての毛髪に存在するわけでなく、軟毛にはない。細い毛にも断絶してあるもの、全くないものものもある。(ここでの軟毛とは、頭髪で言う軟毛でなく、毛髪全体から見た事を指す。美容では、頭髪の細い毛を軟毛と呼ぶ)

■毛皮質(コルティック
毛表皮の内側で毛髄質の外側にある毛髪の主体を成す厚い部分。ケラチンタンパク質の細胞が繊維状に互いにねじれている。

■毛表皮(キューティクル
毛髪の一番表面の部分。厚さは約0,005oと薄く、毛髪に占める割合は10〜15%である。角化した硬い扁平な細胞が毛先に向かってうろこ状に重なり合い、内側の毛皮質を取り巻いて保護している。

毛髪の三層構造

毛球
毛根の先は球状にふくらんでいて、ここを毛球という。

  毛乳頭:毛球の下部では下から真皮が電球のような形で入りこんでいて、毛の栄養や発育をつかさどる器官となっている。毛細血管が密に分布しており、毛母に栄養を補給し、毛母細胞の成長を支えている。

  毛母:毛乳頭に接している毛球側の部分が毛母で、毛乳頭の毛細血管から栄養を受けて盛んに細胞分裂を行い、毛表皮、毛皮質の細胞を生み出している。

毛包内毛幹
毛根の角化帯の真上から毛口までの部分を言う。角化帯の上から毛髪は毛口より外に出ている毛幹とまったく同じ構造と性質を持っているので毛幹と区別してこのように呼ばれる。

  毛包毛根を包み込んでいる部分

【リ】

立毛筋
立毛筋の収縮は、皮脂分泌に何らかの影響があるるとも考えられている。皮膚表面の温度が下がると、立毛筋はゆるやかに収縮し、表面積を小さくして放熱を防ぐ。いわゆる「鳥肌が立つ」状態になるわけです。